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2011年8月1日

原子力に頼らない「決断」

7月29日、大阪弁護士会で「若狭湾原子力発電所の再稼働と老朽炉に関する会長声明」を発表しました。福井県若狭湾は13基の原発と「もんじゅ」が集中する「原発銀座」ですが、稼働年限の30年を超えた老朽炉が多く、これらの即時廃止を求めています。

http://www.osakaben.or.jp/web/03_speak/02_seimei.php

 

すでに日弁連では、7月15日に「原子力発電と核燃料サイクルからの撤退を求める意見書を発表しており、1)原子力発電所の新増設の中止と核燃料サイクル施設の即時廃止、2)30年経過した老朽炉と敷地付近に大地震が予見される原子力発電所の即時廃止、3)それ以外の原子力発電所は10年以内に廃止、4)再生可能エネルギー推進、省エネ、エネルギー効率向上、を今後のエネルギー政策の中核とすること、を提言しています。

http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/data/110715.pdf

 

現状で、再生可能エネルギーは1?3%しかなく、省エネやエネルギー効率向上もすぐに大幅にできるわけがないから、当面は原発しかない、というのが大方のマスコミの論調のようです。

 

でも、何か新しい方向に進むことを決めるときって、そこに確固とした具体的可能性が開けているわけでは無いですよね。「今のままではダメ」という現状への危機感と、「この方向しかないんだろうな」という微かな予感と、「これしかないと思って死ぬ気で頑張ろう」という蛮勇にも近い決意、そんなもんではないでしょうか。

 

私も管内閣は頼りないなぁと思うけど、浜岡原発を止めたことと、とにかく「原発やめましょう」と言ったことはとエライ!と思う。でも、「原発止めてどうするの?」と彼に聞くのは無駄だと思う。それこそ、みんながひとりひとり、必死で考えて頑張るしかない。あの福島の人たちの悲惨な被害を見ながら、それでも原発と言える感性は、私には無いです。

 

7月29日、衆議院の厚生労働委員会に参考人招致された東大アイソトープ総合センター長・児玉龍彦氏によれば、今回の福島原発事故では、広島原爆約30個分の放射線がばら蒔かれ、しかも、原発事故は原爆より100倍もゆっくりしか、残存物が減らないそうです。これだけ多量の放射線拡散に対してほとんど何も手を打たない政府に対し、児玉センター長は「満身の怒りを表明」していました。ユーチューブにいくつも録画が流れています。

 

ユーチューブといえば、NHKがBSで放送したフランスの使用済核燃料に関するドキュメンタリー「終わらない悪夢」も、見応えありました。

 

真実を知れば知るほど、理性的に議論すればするほど、「今すぐ止めるべき」と思うのが原子力エネルギー利用です。


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