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2011年6月24日

原発を再稼働させても安全なの?

蒸し暑いですねぇ。もう、冷房入れずに仕事するのも限界です。
ブログ始めます!なぁンて宣言しながら、最初に何を書くかとなると悩んでしまい、6月ももう終わり近くなってしまいました。経営に役立つ話題も!なぁんて考えていたので、原発の話題はどうしようかな?と思っていましたが、やっぱり今、原発についてちゃんと考えることにしました。

関電が唐突に言い出した15%節電のおかげで、節電ムードが一挙に広がりました。節電にはまったく賛成なんですけど、これが原発再稼働とセットみたいに言われるのは、腑に落ちません。今回の原発震災で原発の危険性を目の当たりにして、地元知事が再稼働に同意しないのは、人情としてあたり前だと思いますよね。

国と電力会社は、「安全対策が完了した」として、地元自治体に同意するよう迫っています。でも、「対策」の中身を見ても、電源車の確保など、せいぜい、全電源喪失や津波被害、万一の場合の放射能漏れ防護対策、ですよね。みんな直感的にわかっている、もっとも恐ろしい事態、でもその「対策」なんて不可能なこと。それは「また地震が起きたら・・」ですよね。原発の『耐震安全性』が確保されていないことは、誰の目にも明らかになりました。

阪神大震災を受けてようやく2006年9月に改定されるまで、日本の原発の耐震安全基準は1978年9月に交付された『発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針』でした。将来起こりうる最強の地震による揺れ(S1)、と、およそ現実的ではないと考えられる限界的な地震による揺れ(S2)、を想定し、原発の敷地(地上に建物の無い岩盤で想定した「解放基盤表面」です)の最大水平加速度(単位はガルGal)を前提にした構造設計により、建設されてきました。

しかし、2007年7月の中越沖地震(M6.8)で止まった柏崎刈羽原発(東電)のS2は、450ガルでした。しかし、実際に1号機の敷地の地下250メートルに設置されていた地震計は、993ガルを記録していたそうです。地震後10か月経った2008年5月、東京電力はようやく、地震計の記録を解放基盤表面に直した「はぎ取り解析」結果を公表しましたが、その結果はなんと、1号機で1699ガル、2,3,4号機でいずれも1000ガル以上、というとんでもなく大きな値だったのです。
ちなみに、関電の美浜原発や大飯原発のS2は405ガルで設計されました。上記の新指針は、活断層評価法などが見直され、基準地震動Ssに統一されました。同指針に基づいて、各原発のバックチェックが行われ、基準地震動も引き上げられましたが、それでも1000ガル以上ではありません。素人考えかもしれませんが、いったん400ガル程度を想定して設計、建設されたものが、後から(バックチェック)700ガルや800ガルに耐えられるよう、補強?なんてできるのでしょうか?

福島の原発震災から3か月経過して、今だ、今回の東北沖地震で敷地がどれくらい揺れたのか、地震だけで原発施設がどれくらい壊されたのか、が、まったく判っていないですよね。M7弱で1000ガル以上とすれば、M9なら・・と考えたら、とても、止まっている原発を再稼働させようなんて気にならないのは当然です。

ところで、このまま地元知事さんに頑張ってもらい、私たちも頑張って今年の夏を停電なしで過ごせたら、関電さんは原発の再稼働をあきらめてくれるんでしょうか?確か、橋下知事が同じことを関電社長に言っていました。彼と同じってのは気に入らないけど、原発を再稼働しないでくれるなら、節電も頑張って、暑い夏を乗り切りましょう!


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