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2013年6月27日

集合住宅こそ省エネ再エネしたい!すべき!できる!?

昨日、弁護士会公害環境委員会の新エネルギー部会で、大阪ガスが市内上町で運営する実験集合住宅「NEXT21」の見学に行ってきました。

 「NEXT21」は、大阪ガスが「近未来の都市型集合住宅のあり方について、環境・エネルギー・暮らしの面から実証・提案することを目的」に、1993年に建設した実験集合住宅で、建築業界では全国的にも有名な施設なのだそうです。

コンセプトは3つで、

1つめは、環境共生型の集合住宅。大規模な建物緑化、先進的エネルギー設備、省エネ、です。立体公園のなかにマンションがあるような感じでした。ガスコージェネ設備(ガス燃料電池、そう、あの「エネファーム」です)や太陽光発電、太陽熱温水、の設備が設けられています。

2つめは、100年住み継がれる集合住宅です。スケルトン構造にし、各実験フェーズごと(各4年間)に、各住戸の区割りや配管が全部組み替えられるようになっています。前回は大家族用の台所流し桶だった石盥が、今回は共用通路の井戸端会議用洗い場に変身!してました。

3つめは、実証実験、モニター評価です。コンセプトに合う家族構成で、そのライフスタイルに賛同する大阪ガスの社員さんが、公募と選考を経て、実際に家族と一緒に社宅として生活しています。別の戸建て住宅のスマートハウス実験戸に住んでおられる方は、エネルギー使用状況がリアルタイムでモニター画面に映し出されるようになっていました。ちょっと恥ずかしいかもしれませんね。

NEXT21の見学用モデル住戸は、それぞれ建築家の方がコンセプトを決めてデザインされたもので、思わず「ここ住みた?い!」と思ってしまいました。

 

こんな素敵な集合住宅が、実験開始から20年も経つのに、どうして普及しないんでしょうねぇ。

マンションなら賃貸か分譲ですが、こういうコンセプトの集合住宅は、賃貸マンションの場合には「コスト」の壁、分譲マンションの場合には「区分所有」の壁、があるそうです。

ガスコージェネ設備や省エネも、ガスコージェネ設備はとても高額で大型、また、ガスコージェネで発電した余剰電力をFIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)のように電力会社に買ってもらえない、などの壁があるそうです。

 

私も以前は、緑豊かな田舎で老後、に憧れていましたが、ナショナルジオグラフィック誌の特集で、田舎暮らしは都会生活の2倍もエネルギー多消費、と知って、老後も便利な都会でマンション暮らし、に自信を持って踏み切れました。

引っ越したマンションは、太陽光発電設備もあり、エコ住宅の認定を受けています(住宅エコポイントももらっちゃいました!)。それでも、まだまだ省エネできそうなのにな、と、思います。大川縁の緑が見えなくなっちゃったのもちょっと寂しいです。

 

昨年、ドイツとスペインに再エネルギー視察に行ったときも、都会の集合住宅の省エネ再エネ化、が課題でした。

今回始まった、NEXT21の第4フェーズのコンセプトは、「環境にやさしい心豊かな暮らし」「人・自然・エネルギーとの関係が深化する都市型集合住宅」だそうです。

大阪ガスさん、大企業なんだし、ぜひ、がんばってくださいね。


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