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2013年8月1日

再エネ普及すれど、機器は外国製? がんばれ日本のものづくり!

昨晩は、弁護士会公害環境委員会の新エネルギー部会で、小水力発電を広める事業をしておられる、古谷桂信さんのお話を聞きました。

 小水力発電は、水の流れや落差を利用して水車を回し、モーターを回転させて発電します。とっても簡単なので、地域の住民の方が取り組みやすい再生可能エネルギーです。

 

古谷さんの活動は、高齢化や過疎化が進んだ農山村で、活性化のためにやってみたい!という人がいるところに行き、小水力発電に適した条件(流量、雨量、流速や落差)を調べ、事業化が可能であれば、地元の人たちに話し合いをしてもらい、地元がやる気になれば、売電事業のための会社設立、創業、運営をお手伝いする、というものです。

こういう、地域で取り組む小水力発電は、200kw弱くらいがちょうど適しているそうです。

 

小水力の普及には、水利権の取得、太陽光発電との枠取り競争、導水管の敷設の権利取得、などの法的問題も多々ありますが、もっとも高いハードルは、地元のやる気、だそうです。

 

これらのハードルも乗り越えて、いよいよ発電機と水車の設置、という場面で、ちょっと残念だったのは、実際に導入される発電機や水車は、外国製のものが多いことでした。欧州はすでに小水力発電の実績と経験を積んでいるので、機械も信頼できるとのことでした。国内にも信頼できるメーカーはあるのですが、片手に満たないくらいの数だそうです。日本の農村から水車が消えて久しく、水車の技術や小型水力発電機の技術は失われてしまったのだそうです。

 

これって、先週末に聞いた林業機械の話と同じですね。

そういえば、バイオマスも、最近は山間の自治体が木質ペレットボイラーを導入する例が増えていますが、ほとんどが外国製です。太陽光パネルも、とうの昔に国産品が負けてしまいました。

再生可能エネルギーが普及して、エネルギー自体は自給できるようになっても、それを電気に変えてくれる肝心の機械を外国製に頼らないといけないなんて、何だか悲しくないですか?日本に技術がなくて作れないならともかく、技術は充分にあるし、今の外国製以上のもの、もっと日本の自然条件に合ったものが作れるはずなのに・・・。とってもとっても残念です。

 

あれほど悲惨な原発事故に遭いながら、いまだに原発を捨てきれず、自然エネルギーに本気で踏み出せない日本。このままの状況で時間が経てば、そのうち日本は世界中からバカにされ、軽んじられるのではないでしょうか。

再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)に命を吹き込むためには、政府の本気ももちろん必要です。でもでも、日本のものづくりの方々にも、発電機やボイラーや作業機械など、外国製に負けないものを作ってもらえないかなぁと思います。


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