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2014年5月26日

マイナンバー(番号法)始まっています

以前は、国民総背番号制、などと議論が在った番号制度ですが、すでに昨年5月「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用に関する法律」(略称:番号法、マイナンバー法、など)が成立し、今年4月から施行が始まっています。

 

全国民と一定の外国人住民すべてに個人番号、法人(人格なき社団も含む)にも法人番号が付されます。

 

個人番号は、社会保障、税、災害対策の三分野に限定されますが、共通のそして唯一の番号が付されます。番号は郵送される「通知カード」で知ることができ、さらに個人番号を身分証明書として便利に使いたければ「個人番号カード」という写真入りのICカードを作ってもらうことが出来ます。

 

個人情報保護審議会の委員をしている関係で、ちょっと勉強してみました。

つくづく、現代社会って便利と危険は隣り合わせなんだなぁ、と思います。

 

個人番号はいわば、社会保障や税や災害支援という、行政とお金が絡む、生活の一番切実な分野で、ほぼあらゆる扉を開けられるマスターキイのようなものです。これさえあれば、住民票や戸籍や印鑑証明を取り付けたり、面倒な書類をたくさん書かされる煩わしさは無くなりそうです。扶養関係の重複などコズルイこともできなくなりますが、不公平も無くなります。

番号ごとにマイポータルサイトも開設されて、自分の個人番号や個人情報が誰に何の目的で取得されたか履歴なども判ります。便利ですよねぇ。

 

でも、マスターキイと同様、いったん悪用されたら大変です。きっとほとんどの方が「個人番号カード」を作成すると思いますが、お財布より、クレジットカードより、大事にしなければなりません。印鑑登録カードはしょっちゅう使うものでないので仕舞い込めますが、個人番号カードは仕舞い込んだら不便です。免許証は失くしてもそれほど心配はありませんが、個人番号カードは失くしたら大変です。肌身離さず持ち歩かなければならない大事なもの、がまた一つ増えそうです。

 

番号制度が本格運用されるようになったら世の中変わるでしょうねぇ。その割にあまり議論もされず、啓蒙啓発活動もされていないのが不思議です。

通知カードが発送され始めるのは、来年10月頃以降だそうです。


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