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2016年9月8日

おススメ!パワハラ研修に厚労省サイトの動画

パワーハラスメントの社内研修を依頼されたので、厚労省HPのパワハラ対策専門サイト「あかるい職場応援団」を見に行きました。

久しぶりのせいか、以前よりすご~く充実していて、特に「動画で学ぶパワハラ」は、おススメです。

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働くものに対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為という、と定義されています。

ポイントは、「職場内での優位性」と「業務の適正な範囲」です。

「職場内での優位性」は、職制上の上司に限らず、経験や専門知識、人間関係も含むので、部下が上司にパワハラもあり得ます。

「業務の適正な範囲」は、必要な教育指導や指揮監督と、行き過ぎ、との区別が難しく、それぞれの職場の実情に応じたコンセンサスづくりが肝要になります。

 

パワーハラスメントには、典型的な行為類型が6つ示されています。

1 暴行や傷害などの「身体的な攻撃」

2 脅迫、名誉棄損、侮辱、ひどい暴言などの「精神的な攻撃」

3 隔離や仲間外し、無視などの「人間関係からの切り離し」

4 業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害などの「過大な要求」

5 業務上の合理性が無く、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じる、仕事を与えないなどの「過小な要求」

6 私的なことに過度に立ち入る「個の侵害」

 

実際には、「大体は判るけど、具体例や実例を示してもらった方が判りやすいんですけど・・」と言われます。

その具体例や実例が、厚労省の「あかるい職場応援団」サイトの「動画で学ぶパワーハラスメント」に寸劇で実演されています。

結構、充実していて、行為類型の実例から、同じ状況での比較実例、パワハラにならないような指導のやり方の実例、相談窓口の対応のやり方や注意点、相談を受けた上司の対応や注意点、パワハラの温床になりがちな場面の例、画面の向こうで上司役が罵倒や嫌味を繰り返してパワハラの模擬体験をしてみる、などなど、さまざまな角度からあの手この手の動画が満載されています。

ぜ~んぶ見るだけでも半日以上かかりますが、なかなか興味深く、よく出来ていると思います。

ただ、裁判例をもとにした実例は、やりすぎの感があり、日常の職場でパワハラ対策を考える場合には、もっと低いレベルで想定する必要があります。

というのも、裁判で認められる違法性は、損害賠償請求が認められるレベルなので、違法性がかなり高い事例になるからです。

 

厚労省「パワーハラスメント対策導入マニュアル」でも、従業員100人以下の中小企業でパワハラ対策が進んでいないことが指摘されています。

中小企業で、自社だけで対策をとるのは難しいと思いますが、この厚労省HP「あかるい職場応援団」サイトには、動画の他にもパワハラ対策用のあらゆるツールが充実しています。

おそらくこのサイトも中小企業の利用を主な目的にしていると思います。

せっかく、お国が私たちの税金を使って作ってくれたサイトなんですから、中小企業経営者や団体役員、担当者の方々、ぜひ、使ってみてくださいね。

 

厚生労働省「あかるい職場応援団」パワハラ対策についての総合情報サイトはここ↓

https://no-pawahara.mhlw.go.jp/

 

 

 

 

 

 

 


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