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2017年4月19日

ドイツの木造建築

今月6日、株式会社イケダコーポレーションのセミナーに行ってきました。テーマは「ドイツから木造パッシブハウスの未来」です。同社主催のエコバウツアーでコーディネーターをして下さったボルガー・ケーニッヒ氏と、フランク・ラトケ氏の講演でした。

 

講演で強調されたのは、木造建築はCO2ニュートラルで、再生可能ということでした。持続可能性は、英語でサスティナビリティSustainabiltyというのですが、ドイツ語ではナッハハルティッヒカイトNachhaltighkeitといいます。英語とドイツ語は似ていることが多いのに、どうしてかな?と思っていたのですが、これはドイツで300年以上も昔から、木を伐ったら次の木を植える、植林の用語から来ているのだそうです。

 

ドイツ木造建築の最新事情は、日本の大工仕事のイメージとかなり違ったものでした。ミュンヘン工科大学(名門です!)には「木造建築学科」があって、森林の生態学や林学の知識から、建材としての樹木の特性まで、教えるのだそうです。

一番違うのは、「建築」のほとんどが工場で行われることです。日本で木造建築といえば、現場で大工さんが材木を組んで・・のイメージですが、ドイツでは今やプレハブ工法が主流です。プレハブ建築というと日本では、鉄骨や石膏ボードの簡単で安物のイメージがありますが、本来のプレハブ建築工法の意味は違ったんですね。

建築士を中心に、デザインや構造計算、設備設計の専門家がチームワークを組み、オフサイトで予め詳細な設計をします。これに基づき、木造建築工場では、窓や断熱材や設備配管穴も組み入れた木造パネルに製造し、建物のユニットやモジュールとして出荷します。現場では、これらを組み上げるだけなので、現場工期は極めて短期間で済み、工事騒音など近隣影響も少なく、現場の作業員も屋根上作業など危険で辛い作業から解放され、また、無理な姿勢での作業が無くなったので、高気密高断熱の精度も確保できるそうです。

 

欧州の建築といえば、石やレンガのイメージがありますが、ドイツには木造と大工仕事の長い伝統があります。最近は、木造希望の施主さんも増えているそうです。

一昨年前のエコバウツアーで訪問した木造エコ建築のお宅の空気は、何ともいえない、包まれるような、暖かさと優しさがありました。温度や湿度が同じでも、エアコンや暖房器具が作るのとは違う、陽だまりの暖かさや木陰の涼しさ、そんな空気が建物の内に在ったのを思い出しました。

 

日本人もやっぱり、木造のおうち、に憧れがありますよね。

ドイツには地震が無いので、ドイツの木造建築をそのまま真似るわけにもいかないのでしょうけど、日本でももっと、木造建築が普及したらいいなと思います。

集成材の活用とプレハブ工法、この2つはドイツに学ぶところも多いのではないでしょうか?

私は建築の専門家ではないので、建築の専門家の皆さま、またいろいろ教えてくださいね。

 

 

 

 

 

 


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