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2017年10月4日

本のオススメ 「捨てられる銀行」「捨てられる銀行2非産運用」

以前から話題の本なので、すでに読まれた方も多いと思います。でも、

まだ読んでない方、特に中小企業経営者の方、必読です。

「捨てられる銀行」は、地方銀行の中小企業金融について、

「捨てられる銀行2非産運用」は、個人の資産運用について、です。

 

4年前のテレビドラマ「半沢直樹」で、一躍有名になった「金融検査マニュアル」。これが、廃止されることになりました。

「捨てられる銀行」は、今の金融庁長官の森信親氏に焦点をあて、金融検査マニュアルの背景や意義、歴史、を説き明かすとともに、森長官による改革に熱いエールを送る内容です。

地方銀行に対する金融庁の指導や評価が、マニュアル原理主義から、融資先の中小企業に対する事業性評価、地域経済への貢献を見るものに代わります。

この間、認定支援機関士業に対するセミナーでも、「金融検査マニュアル」を念頭においた財務中心の事業改善計画書づくりが指導されてきました。私たち士業も、大きく認識を変える必要があります。

本業の結果が財務の数字に表れるわけですから、本業を評価できないのに、財務評価や財務改善もあり得ないですよね。

 

「捨てられる銀行2非産運用」のキイワードは、フィデユーシャリ―デユーティー(受託者の責任と義務)、です。最近、よく聞きますよね。

これも、森金融庁長官が打ち出した2大方針のひとつです。

低成長で少子高齢化の時代、国民ひとりひとりが、自分の資産を守り、運用して増やさなければ、老後の生活の安定はないという危機意識です。そのためには、誰もが安心して安全に投資運用できる経済社会環境が育成、保証される必要があります。資産運用は、決してお金持ちだけのものでなく、国民全員、特に若い人の将来に関わる問題、というわけです。

フィデユーシャリ―デユーティーとは、他人の財産を預かって運用する者は、自分やその他人以外の第三者の利益のために行動してはならない、という義務と責任をいいます。自分はもちろん何よりも先ず、委託してくれた人の利益を最優先する、ということです。弁護士や医師には、昔からこのような義務が求められてきました。理由は、専門性から来る情報の非対称性です。本来、銀行や証券会社、ファイナンシャルプランナーも、このような義務と責任を負っているはずなのです。

 

仕事柄、日頃は、銀行や証券会社に「ダマされた」話を聞くだけに、最近の「積立NISA」も、何だかなぁ、と思っていました。でも、この本を読んで、乗せられやすい欠点は自覚しているのですが、森長官なら信用しても良いかな、と思いました。

 

 

 


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