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2019年6月10日

SDGs 勉強しました

先月31日、大阪府中小企業家同友会の環境部会で、年次総会が開催されました。部会名称を「環境経営部会」に刷新するとともに、私が部会長に選任されました。

総会の記念講演には、「中小企業のSDGsの考え方」と題して、環境カウンセラーでエコアクション21審査員でもある花村美保氏に、お話しいただきました。今回は、その内容も含めて、勉強したことを紹介しますね。

SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略です。国際社会の2030年までの目標で、2015年9月の国連サミットで採択されました。17のゴールと169のターゲットがあります。スローガンは、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)、です。

SDGsの歴史は、1972年の国連人間環境会議に始まります。この会議は、酸性雨被害を契機にスウェーデンが呼びかけ、ストックホルムで開催されました。人間の、特に経済活動が、地球環境に深刻な影響を与えつつあることを国際社会に自覚させました。

その後、1987年に国連「環境と開発に関する世界委員会(ブルントラント委員会)」が『Sustainable Development(持続可能な開発)』という概念を創出します。

そしてこの『Sustainable Development(持続可能な開発)』は、ストックホルム会議20年後の1992年にリオデジャネイロで開催された地球サミットによって、人間の活動(開発)と地球環境の問題を考える際の、国際社会の常識、となっていきます。

人間の活動のうちでも特に問題になるのは、経済活動、すなわち企業活動です。

1996年には、環境経営の国際標準化規格(ISO)14001が発行されますが、2000年に入ると、国際的な企業活動に対して、環境面だけでなく、社会的・経済的側面にもSustainability(持続可能性)が求められるようになり、企業の社会的責任(CSR)が問われるようになりました。そして、2010年には、CSR経営の国際標準化規格ISO26000が発行されました。

SDGsの前身は、2001年に国連で採択されたミレニアム開発目標(MDGs)です。これは、2015年を達成期限とする、主に発展途上国の課題解決目標でした。SDGsは、MDGs後の国際社会の目標、という位置づけです。

SDGsは、先進国か発展途上国かを問わず、すべての国を対象としています。これを国連が全会一致で採択したことも特筆に値します。先進国も対象かつ当事者としてその実現に責任があります。国としての責任なので、各国の大企業も中小企業もその実現に責任があるということになります。

外務省のSDGsサイトhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

 

SDGsは、目標を漠然と掲げるのではなく、期限と達成すべき内容を、可能な限り具体的な数値(しかも野心的な)で示しています。169のターゲットも具体的な行動を求める形で示しています。

花村先生によれば、中小企業がSDGsに取り組もうとするなら、環境省の活用ガイドがお勧めだそうです。

環境省「持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド」http://www.env.go.jp/policy/sdgs/index.html

私の事務所でも、事務所会議の勉強会で、環境省の活用ガイドを読み合わせしてみました。

ただ、順番に読んでいくだけでは、関連やまとまりが判りにくいのですが、花村先生の、17の目標を5つのP(people人間、prosperity豊かさ、planet地球、peace平和、partnership参加)で考える、というヒントは判りやすかったです。

人間Peopleに関する目標は、1貧困、2飢餓、3健康、4教育、5ジェンダー、6水と衛生

豊かさProsperityに関する目標は、7エネルギー、8働きがいと経済成長、9産業・技術、10不平等是正、11まちづくり、12持続可能な生産・消費

地球Planetは、13気候変動、14海の豊かさ、15陸の豊かさ

平和Peaceは、16平和と構成

参加Partnershipは、17パートナーシップ

 

どうですか?

毎日のマスコミニュースでは、格差の広がりやポピュリズム、経済摩擦や移民排斥、など、課題山積の暗~い国際社会に見えますが、SDGsのような素晴らしい目標を全会一致で採択するなんて、人間社会もまだまだ捨てたもんじゃないって気になりますよね。

私から見れば、SDGsで言ってることは、弁護士会がずうっと以前から何度も何度も言い続けてきたことと全く同じですし、中小企業家同友会がずうっと以前から目指してきた方向と全く同じ、だと思います。

特に中小企業経営者の皆さま、SDGsを「またこれから新しいこと言われるんかぁ((+_+))」ととらえるのではなく、「ウチがしてる仕事はこれかも(^O^)!」と、自社の良いとこ再発見ツールとして眺めてみてくださいね。

 

 

 


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